サブカル系がついにジャニーズのCD購入に踏み切った話
この台風の最中に、A.B.Sea Market初回限定盤Aを購入した。仕事を増やしてしまった配達のおっちゃんごめんね。もし以前の記事も見てくれている方がいるなら、「こいつの前の記事はなんだったんだ」と思う方が多いと思う。大丈夫、私も思っている。
あの長々とした葛藤を差し置いてまで、CDを買う原動力になった最たる理由は、「もっと動いている彼らを見たい」という気持ちだった。なんて欲望に素直。なんて緩い財布の紐。
えびが思っていたよりテレビ出演していないこともあって、録画した同じものを何回も見るだけでは物足りなくなってしまった。あと、思い立った日がはっしーの誕生日だったこともあって、「はっしーの誕生日に便乗して買っちゃお!」という全く訳のわからない言い訳を付けて買った。要は勢いだ。人生、勢いですよね。
そのため今回は、前回の記事での葛藤が今現在どう変化したかについて残しておこうと思う。CDや特典の感想も書きたいけれど、長くなりそうなので次回にする。たぶん我慢できなくてこの土日には書いてるけど…
まず今回の前提として、わたしがアイドルにお金を費やすにあたって葛藤していたのは
・CDはアイドルの副産物だと思っている
・買わないCDの選択をすることで目に見えて逃している情報がわかる
・飽きた時を想像すると怖い
の3つだ。
・CDはアイドルの副産物だと思っている
正直この気持ちはまだある。しかし、CDを買ったことに後悔はしていない。
CDを買って聞いて思ったのは、「アイドルの曲は本人たちが踊ることで完成する」ということだ。個人的に大発見だったので文字を大きくしてみた。
前の記事にも書いたが、今私がアイドルに、A.B.C-Zに求めているのは「人間性」だ。彼らが少しくらい妙ちきりんで、私の好みでない、「音楽性」のずれている歌を歌っていようがそれは「A.B.C-Zによって」歌われているからそれでいいのだ。それこそ、塚だぁくねすと塚リカのような世界観が迷宮入りしているソロ曲があろうが、それは塚ちゃんが考えて作った曲であり全く問題はない。たとえイントロで笑ってしまったとしても。実際、塚リカちゃんはライブではとても盛り上がるらしいし、その曲を使ったムキムキの女装やらのパフォーマンスを見てみたい好奇心が勝つ。彼らの歌声にもパワーがあって、それを聴きたいがためにCDを買っている要素やコンサートの予習としての意味合いとも大きいと思うが、ソロ曲での作詞を見てみたい、という「アイドルの中身を知る」一種の手段でもあると感じた。
また、メクルメクを実際にCDで聴いたときに、少クラでの映像がリフレインした。多分だけれど、少クラでメクルメクのパフォーマンスを見る前にCDで聴いていたなら私のメクルメクの音源に対する満足度はもう少し低かったと思う。少なくとも私は、「歌い踊る彼らの映像が頭の中にあることでA.B.C-Zの音楽は完成した」と思った。
曲や歌はアイドルというジグソーパズルのピースの1つの要素であり、そこに彼らのダンスというピースが嵌まることによって「アイドル」が完成するのではないだろうか。曲は相変わらずパフォーマンスの手段だと認識していることに変わりはないのだが、そこに本人の作詞や歌、ダンスが乗ることによって「妙な歌」から「アイドルの歌」になるのだ。
・買わないCDを決めることで目に見えて逃している情報がわかる
今回は初心者として、初回盤Aのみ購入した。買うと決めた段階からもAとBのどちらを買うのがより良い選択なのかわからず悩んだし、フォロワーさんにアドバイスを頂いた。あの時は本当にありがとうございました。
ちょっとまってちょっと待って、昨日のわたしをぶん殴りたい 何が特典の微々たる差… どれを買うかで悩むくらいなら全部買おうっていう発想になることまでは理解できた
— えりこる (@erkr17) July 14, 2015
結論から言うとこれだ。複数買いは全くコレクター精神の賜物ではなかった。確かにあくどい商法かもしれないが、もはや理解していながらその策に乗るしかないと言っても過言ではない。目に見えている情報を逃さなければいい話で、特典という映像情報と予算を天秤にかけた結果、特典に采配が上がるだけだった。もちろん世間では複数買いはまだまだ一般的ではないと思うし、絶対に理解されない層があるということもわかっている。私は複数買いを「理解できなかった層」から「理解できる層」に足を踏み入れてしまっただけだ。楽曲が持つパワーと同じくらい、いやそれ以上かもしれないが、特典にもパワーがあるのだ。もし次回CDやDVDが出る機会があるなら、複数買いすることもあるかもしれない。
・飽きた時が怖い
これはもう、今の時点ではわからない。今は彼らが好きで好きでたまらないし、まだまだ飽きるところなんて想像もつかない。チケットがないから行けないけれどサマパラのようなコンサートだって行ってみたいし、最近はうちわ文化や担当制度にも興味があるのでまだまだジャニーズを取り巻く環境についての好奇心は尽きない。今はもう中高生の恋愛かと思うほど「好き!」という原動力だけで、勢いだけでお金を費やしている状況だ。今日もおやつを買いにローソンに行き、気付いた時にはファウストのチケットを持っていた。勢いにもほどがある。どうしよう今月カツカツ!!塚ちゃん!!!