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おかしまつり

最近はA.B.C-ZとPerfumeが半々

初ジャニーズワールド備忘録

A.B.C-Z

ジャニワを観てからもう2ヵ月弱経っていることが信じられないし、毎度ながら回顧するのが遅くて世間についていけてない。もうほとんど忘れかけてる気がするけど、最近ジャニワミックスでテンションが上がったのでそのついでに思い出すよ。

まず昨年、トンチキ舞台と名高いジャニーズワールドにA.B.C-Zが出演する知らせを受けた私のTLの反応は、次の現場が分かった喜び4、舞台に縛られる落胆6、くらいの割合で賛否両論だった。何が良くて何が悪いのかわからないままに、「13月を探す」、「プロデューサーの狂気」、「地球に帰る」など断片だけ聞いても全く全体像を掴めない情報ばかりで戸惑いながら、「A.B.C-Zが出るから」という理由だけで観ることにした。トンチキ舞台に対する好奇心がなかったかと言われれば嘘になるけど、たぶんA.B.C-Zが出ないとすると好奇心だけでは観に行くことはなかったと思う。なかなか地方在住の貧乏大学生には痛い出費だよ。

前評判によると、今年も内容が解りにくいままな上にA.B.C-Zの出番が少なく、個人的に楽しみにしていたNot enoughの衣装で5人だけ白手袋を嵌めていないと耳にしたので観るのは1度だけに留めることにした。帝国劇場に入って気分が高揚した時から薄々気付いてはいたけれど、観劇後にはたとえ前評判が大体嘘ではなかったとしてもやっぱりもう一度あのアドレナリンがバリバリ分泌されるようなあの舞台を観たくなった。前評判の分かりやすさ云々は意外と気にならず、A.B.C-Zの出番の長さにも不満は抱かない程度にそこそこ満足した。正直ノッティナは白手袋してくれよ!と思ったけれど手袋なんて見てる暇ないくらい目が足りなかった。むしろ目の前にA.B.C-Zがいて歌って踊って生命を燃やしているのに数時間前に戻りたい、もう一度観たいと思わないわけがなかった。実際のところ観ていればかなりひもじい生活をする羽目になっていただろうことは想像に難くないのでこれ良かったんだと思う、ということにしておく。身の丈に合った出費大事。

幕開け早々ジャニワは分りやすさ云々を考える舞台ではないのかもしれないと感じて、目の前で繰り広げられる青少年たちのショーに置いていかれまいと必死に追いかけることに楽しみがあることに気付いた。分りやすいから気にならなかったのではなくて、分りやすさを考えなくても良いと思った。もちろん楽しみ方は人それぞれなので理解しやすいようにする努力を怠ることを良しとは思わない(別に怠らないとは思う)けど、人が言うほど気にすることではないなと感じたし、私は割とあのトンチキ感が好きな部類なのかもしれないなあと思った。

 ジャニワが始まる前の女性セブンの記事で、A.B.C-Zが地球に帰れるのかどうか気になる、という出演者コメントがあったけど、「時の旅人」として人間や地球を超越した立場での落ち着き方は舞台のストーリー的にも、全キャストの中でのA.B.C-Zの立場的にも結構好きだった。というか思っていたより腑に落ちた。ジャニワを観る前の自分にこれを見せても何も理解できないだろうとは思うけど、本当に意外と腑に落ちた。初見の人間にも直感的にわかるように、親切な作りにしてくれていたんだなと思う。おかげでわりと感情移入がしやすくて、舞台が回転しながらプロデューサーと時の旅人が遠ざかってしまうとき、思わず行ってほしくなくてあっ、という声が出てしまった。

事前評判で出番が少ないと再三見かけたおかげで期待値を高くせず臨んだのが良かったのか、私が想像していたよりもずっと長くA.B.C-Zは出演していた。あと、「出演時間が短いこと」と「演じる役割の比重が小さいこと」は全くの別物だということなんだなあということに気付かされた。A.B.C-Zが舞台上に現れると場の空気がなんとなく引き締まるのが感じられたし、若手をサポートしなければならない先輩としての役割を全うしつつ、短い時間でも印象に残る演技ばかりで、どこからどう見ても5人は宇宙最強だった。贔屓目。

その中でもA.B.C-ZA.B.C-Zと、少年隊メドレーは「これがチケット代を回収するってことか…」と思う代物だった。隊メドレーは言わずもがなストーリーの中のとても良い立ち位置に置いてもらえているし、理想のショーのキャストとしてA.B.C-Zがいるのはたとえ狭い世界の中と分かっていても嬉しくなった。内くんとA.B.C-Zという大人組にスーツ、蝶ネクタイ、カマーバンドの衣装が似合わないわけがないし、その衣装で踊る少年隊メドレーが格好良くないわけがなかった。Forever L後に上手舞台下から出てくる刀を持った戸塚祥太が、今まで映像で見てきた長いものがそれはもう似合う戸塚祥太のままだったので、ただただ立ち姿と容姿の美しさにドキドキさせてもらった。伸びやかに踊る戸塚祥太を見て私は彼の容姿もダンスも好きなことを再確認しました。耳横で一直線に切られた髪が揺れるところでさえも好きだったよ!

チケット代は回収したなあ、と思うけど、観たかった曲が毎度毎度心の準備ができてないままに突然始まって驚いた。雅じゃなくなったやつ(名前がわからない)が突然始まってお面をつけたり、衣装にプロジェクションマッピングされたり、雅の映像で見た紙の出てくる箱をを後ろのジュニアが持ってたりもして、あのあたりは驚きの連続だった。ノッティナは曲の盛り上がり的にもっと中盤の方に来るのかと思っていた。えっもう?これってここなの?という感じ。曲の立ち位置とその意味合いが未だに全然わかってないし、何が何月に歌われたのかも覚えてない。サントラ欲しい。ジャニワミックス、テンション上がるから重宝していたのでまた聴きたいなあ。

 

あとは、なんといっても出演者の数が多いジャニーズワールド、前回のえび座にも増して目が足りなかった。当たり前だけどどこかを注視するのはどこかを見ないということでもあったので、戸塚フライングを追っていて双眼鏡を離したら目の前でラブスパイラルが始まってたときは心臓飛び出るかと思った。多分口からちょっと出てた。

双眼鏡でよく追っていたのは戸塚さんの姿だけど、印象に残ったのは塚ちゃんと河合くんの演技だった。塚ちゃんは、バラエティしか知らない人にも見てもらいたいと思うような迫真の演技をするなあと思った。えび座だとちょっと変わった言動の役だったから余計に思うのかもしれない。塚ちゃんが演じるどの役も緊迫している演技が上手で、熱演という言葉がぴったりだった。特に飛行船の実況シーンと、戦争のシーンでジェシーと岩本くんに撃たれるところが印象深かった。戦争のシーンで塚ちゃんが撃たれたときは、塚ちゃんの誇らしげだけど捕まったことを悔しがるような表情を見てちょっと泣きそうになってしまった。河合くんはいつも笑ってるイメージが強いから、余計に時の旅人として皆を見つめる表情にぞっとした。険しい、というほど顔に感情が出ているわけでもなく、怒っているでもないけれど、とても冷ややかで鋭い目線をしていて、こんな顔できるんだ、と思った。怖かった。地球儀片手にニョロニョロを不安げに操っているときに口が半開きなのはかわいかったんだけどあれは一体なんだったんだろう。今でもわからない。A.B.C-Zの出番が多かったからか、戦争のシーンがとても記憶に残っていて、「日本のいちばん長い日」に出演した戸塚くんが兵士の役を演じて言い落とす台詞は重みがあるような気がした。と言いながら全然台詞は覚えられてないけど。

 

今回のジャニワの始まり方を見て、私は幕が開ける瞬間の観客が少し息を呑んで静かになる緊張感を味わいたいことに気付いた。ABC座2015が開幕するとき、幕越しにうっすらと斜めに並ぶ5人の姿が見えてSmiling Againが流れ出すあの瞬間が本当に好きだった。*1今回のジャニワは観客を装ったジュニアとプロデューサーのやり取りがぬるりと始まって、「あれ?もうこれ始まってる?」と戸惑った始まり方だったので、相対的にえび座を思い出して懐古するという結果になってしまった。でもあの始まり方が嫌だったわけではないし、レポで流れてきた堂本光一くんとフライングしてはしゃぐ内くん、というジャニワでのプロデューサーとはかけ離れた内くんの一面が見れた(見れてない)のでさぞ幸せそうでよかったと勝手に思ってる。でも一応確認するけど、あれ、普通に何も知らない初見の人だとあの始まり方は「なんかあった?」って思うよね、私だけ?それとも始まり方の情報を仕入れるところからジャニワは始まってるのか?

 

思っていたよりは出演していたけれどA.B.C-Zが出ていないときももちろんあるわけで、そういうときは大体Snow Manを追っていた。夏に好きになったばかりの新規なのにその後ろで踊るジュニアにも興味津々だからA.B.C-Zが出ていない場面でも存分に楽しめたんだなと思う反面、こうやっていろんな沼に引き込まれていくんだと思うと預金残高がとても心配。ツイッター見ている人は知ってると思うけど今絶賛阿部亮平くんの深みに嵌まっています。戸塚さんとはまた違うベクトルで格好いい。

あとこれは個人的大事件なんだけど、Snow Manの次にジュニアで一番心を奪われたのは谷村くんだった。大きくて目立つ動きをするな、いいな、と思って双眼鏡で覗いたら大体毎回谷村くん。誰かわからないまま視線を奪われたのは2回や3回じゃなかったのに、いつ双眼鏡を向けても表情まで締まっていていいなと思った。ボールを浮かせる動きが結構ダレていたり、あんまり動かさない人がいると結構目立つなと思っていたけど、谷村くんは手元だけじゃなく表情までも手を抜いてないのが伝わってきて好感が持てた。普段テレビで見かけるときはバックなのにやたら目につくジュニアだなあ、というやや失礼な印象だったけど、広い舞台で見るとこんなにも映えるのかと思って驚いた。このジャニワから結構谷村くんの好感度が上がってきていてバックで踊っているのを見つけると嬉しくなっているので今のまま頑張って欲しい。ジュニアの新しいグループで踊ってるときでも衣装が変わったときでもやや暗転しているときでも大体すぐに見つけられたのはなかなかすごい。あのギラギラでもチャラチャラでもないチャキチャキ感とても癖になる。いつ見ても「めっちゃジャガーズやん!」って思ってしまう。

 

総括としては、ジャニワは1度フィルムに記録されたきり同じままのミュージカル映画ではなく演者が生命を燃やす時間を客席と共有するべきショー舞台で、そういう舞台をある程度の緊張感と安定感を持って走りきるためには踏んだ場数が圧倒的に多いA.B.C-Zという存在が必要だったのかもしれないなとも思った。

ジャニワ自体はとても楽しかった、確かに楽しかったし面白かったしまた観たいと思った、けれど、来年もA.B.C-Zがこの舞台に縛られて他の仕事を制限されて欲しいかと言われるとそんなことはないので難しい。楽観的だけど、もし来年もA.B.C-Zが出るなら出るできっと観に行くし出ないなら出ないで阿部くんとかのレポを楽しみにする日々を送るんだろうと思うので、どうせすぐ来る年末の知らせを気長に待っていようと思う。もしかしたら阿部くんのために遠征できるようになってるかもしれないな…。

*1:でも今これを書きながらもしかして前説があったかもと少し不安になってきた。なかったと思うけど…。